温 泉 分 析 書
1.源泉名及びゆう出地
あまのみち温泉 (源泉名 天の湯)
ゆう出地  秋田県湯沢市字鉦内沢102番2号
2.ゆう出地における調査及び試験成績
イ 調査年月日  平成19年4月18日
ロ 試験年月日  平成19年4月18日
ハ 泉   温       67.7 ℃(調査時における気温  20.1 ℃)
ニ ゆう出量          80 l/min(動力揚湯)
ホ 知覚的試験  微黄色微濁にして無味、無臭。
ヘ p H 値    8.2
3.試験室における試験成績
イ 分析終了年月日  平成19年5月2日
ロ 知覚的試験   微黄色微濁にして無味、無臭。
ハ 密   度     0.9998  ( 20℃/4℃)
ニ p H 値     8.3
ホ 蒸気残留物    1,765 r/s( 110 ℃)
4.試料1s中の成分、分量及び組成
イ 陽イオン
成      分 ミリグラム
(r)
ミリバル
(mval)
ミリバル%
(mval%)
リチウムイオン(Li 0.4 0.06  0.23
ナトリウムイオン(Na 437.0 19.01 71.68
カリウムイオン(K 8.2 0.21 0.79
マグネシウムイオン(Mg2+ 0.1 0.01 0.04
カルシウムイオン(Ca2+ 143.8 7.18 27.07
鉄(U)イオン(Fe2+ 0.6 0.02 0.08
アルミニウムイオン(Al3+ 0.3 0.03 0.11
陽 イ オ ン 計  590.4 26.52  100.00

ロ 陰イオン
成      分 ミリグラム
(r)
ミリバル
(mval)
ミリバル%
(mval%)
フッ素イオン(F 4.1 0.22 0.84
塩素イオン(Cl 455.5 12.85 49.25
臭素イオン(Br 0.7 0.01 0.04
ヨウ素イオン(I 0.3 0.00 0.00
チオ硫酸イオン(S2− 0.4 0.01 0.04
硫酸イオン(SO2− 603.7 12.57 48.18
炭酸水素イオン(HCO 25.7 0.42 1.61
炭酸イオン(CO2− 0.3 0.01 0.04
陰 イ オ ン 計 1090.7 26.09 100.00

ハ 遊離成分
非解離成分
成      分 ミリグラム(r) ミリモル(mmol)
メタケイ酸(HSiO 71.4 0.91
メタホウ酸(HBO 7.2 0.16
非 解 離 成 分 計 78.6 1.07

容存物質(ガス性のものを除く)   1,760mg/kg

容存ガス成分
成      分 ミリグラム(r) ミリモル(mmol)
遊離二酸化炭素(CO 0.3 0.01
遊離硫化水素(HS) 0.1未満
容 存 ガ ス 成 分 計 0.3 0.01

成 分 総 計          1,760mg/kg
ニ その他微量成分
ヒ素 As 0.08mg/kg マンガンイオン Mn2+ 0.05mg/kg
総水銀 Hg 0.0005mg/kg未満 亜鉛イオン Zn2+ 0.01mg/kg未満
Cu 0.09mg/kg 硫黄イオン 2− 0.1mg/kg未満
Pb 0.04mg/kg 硫化水素イオン HS 0.1mg/kg未満
カドミウム Cd 0.01mg/kg未満 チオ硫酸水素イオン HS 0.1mg/kg未満
5.泉 質
ナトリウム・カルシウム−塩化物・硫酸塩 温泉  (低張性弱アルカリ性高温泉)
(旧泉質名  含石膏−食塩泉)
6.禁忌症、適応症等病
温 泉 分 析 書 別 表
泉質に基づく禁忌症、適応症等は次のとおりである。
浴用の適応症  
きりきず、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病、動脈硬化症、神経痛、五十肩、運動麻痺、関節こわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進
浴用の禁忌症  
急性疾患(特に熱のある場合)、活動性の結核、悪性腫瘍、重い心臓病、呼吸不全、腎不全、出血性疾患、高度の貧血、その他一般に病勢進行中の疾患、妊娠中(とくに初期と末期)
飲用の適応症  
慢性消化器病、慢性便秘、慢性胆嚢炎、胆石症、肥満症、糖尿病、痛風
飲用の禁忌症  
腎臓病、高血圧症、その他一般にむくみのあるもの、甲状腺機能亢進症、下痢の時

浴用、飲用の一般的注意事項

(1)浴用上の注意事項
ア.温泉療養を始める場合は、最初の数日の入浴回数を1日当たり1回程度とすること。その後は1日当たり2回ないし、3回までとすること。
イ.温泉療養のための必要な期間は、概ね2ないし3週間を適当とすること。
ウ.温泉療養開始後概ね3日ないし1週間前後に湯あたり(湯さわり又は浴湯反応)が現れることがある。「湯あたり」の間は、入浴回数を減じ又は入浴を中止し、湯あたり症状の回復を待つこと。
エ.以上のほか、入浴には次の諸点について注意すること。
(ア)入浴時間は、入浴温度により異なるが、初めは3分ないし10分程度とし、慣れるにしたがって延長してもよい。
(イ)入浴中は運動浴の場合は別として一般には安静を守る。
(ウ)入浴後は、身体に付着した温泉成分を水で洗い流さない(湯ただれを起こしやすい人は逆に浴後真水で身体を洗うか、温泉成分を拭き取るのがよい)。
(エ)入浴後は湯冷めに注意して一定時間の安静を守る。
(オ)次の疾患については、原則として高温浴(42℃以上)を禁忌とする。
イ 高度の動脈硬化症
ロ 高血圧症
ハ 心臓病
(カ)熱い温泉に急に入ると、めまい等を起こすことがあるので十分注意をする。
(キ)食事の直前・直後の入浴は避けることが望ましい。
(ク)飲酒しての入浴は特に注意する。
(2)飲用上の注意事項
ア.飲泉療法に際しては、温泉について専門的知識を有する医師の指導を受けることが望ましいこと。
イ.温泉飲用の1回の量は一般的に100mlないし200ml程度とし、その1日の量は「温泉利用基準(昭和61年7月14日付環自施第244号環境庁自然保護局長通知)」の「第二 飲用利用基準」に基づき決定された量とすること。
ウ.強塩泉、酸性泉、含アルミニウム泉及び含鉄泉はその泉質と濃度によって減量し、又は希釈して飲用すること。
エ.以上のほか、飲用については次の諸点について注意すること。
(ア)一般には、食前30分ないし1時間がよい。
(イ)含鉄泉、放射能泉及びヒ素又はヨウ素を含有する温泉は、食後飲用する。含鉄泉飲用の直後には茶・コーヒーなどを飲まない。
(ウ)夕食後から就寝前の飲用はなるべく避けることが望ましい。
(注)この別表は、温泉法第14条の規定による掲示に必要な参考資料となる ものであり、禁忌症、適応症等については、温泉法第13条の利用許可並びに第14条の掲示と直接結びつくものではない。